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宮野雅司主任研究員が兵庫県科学賞を受賞 (2009.12.1)

放射光科学総合研究センターの宮野構造生物物理研究室の宮野雅司(みやのまさし)主任研究員が、平成21年度兵庫県科学賞を受賞しました。
これは、SPring-8を利用した膜タンパク質の研究で、世界に先駆けて「ウシロドプシン」の結晶構造決定に成功するなど、宮野主任研究員が行ってきた「医薬への応用を目指した放射光X線構造生物学研究」の業績が評価されたものです。
また、財団法人高輝度光科学研究センター顧問の吉良爽(きらあきら)氏も同時に受賞されました。
兵庫県科学賞は、兵庫県知事が科学技術の向上に著しく寄与した者に毎年授与する賞で、昭和32年に始まった名誉ある賞です。 賞の贈呈式は11月19日に兵庫県公館にて行われました。

参考
ロドプシンの立体構造決定に関する論文が引用回数2,000回を突破 (2008.2.21)
G-タンパク質共役受容体ロドプシンの立体構造を決定 (2000.8.4)


宮野雅司主任研究員の経歴
昭和53年3月 東北大学大学院博士課程前期修了、博士(理学)
昭和53年4月 日本専売公社 中央研究所 研究員
昭和62年4月 昭和62年4月より米国カルフォルニア大学サンディエゴ校 博士研究員
平成元年7月 日本たばこ産業株式会社 生命科学研究所 主任研究員
平成7年4月 同社 医薬総合研究所 主席研究員を経て、平成12年4月より現職

兵庫県公館での贈呈式の様子
井戸敏三兵庫県知事より賞状を受ける
宮野主任研究員
宮野主任研究員(左)と吉良顧問(右)

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