理研シンポジウム RIKEN Symposium ナショナルセンター・理研播磨研究所合同シンポジウム2005

生命科学の世紀といわれる21世紀において、生命の可視化技術SPring-8の理研播磨研究所で進められてきた生物の化学機械であるタンパク質の原子構造を決める放射光構造生物があるが、より幅広く展開するため分野組織を超えたイメージング技術の展開とこれからの展開を厚労省関連ナショナルセンターとスプリング8の理研播磨研で合同でシンポジウムを開き研究交流とこれからの協力を緊密にする第一歩とする。

日時 平成17年1月14日(金) 13:00-17:00 (終了しております。)
場所 SPring-8 普及棟大講堂
主催 独立行政法人理化学研究所(宮野構造生物物理研究室)
共催 国立循環器病センター研究所
協賛 厚生労働省


National Center and RIKEN Harima institute joint symposium 2005
Friday, Jan. 14, 2005 13:00-17:00
Public Relations Center, Large Auditorium in SPring-8, RIKEN Harima Institute
Contact: Miyano Structural Biophysics Lab. (Tel. 0791-58-2815)

第一部 厚生労働科研費萌芽的先端医療技術推進研究事業H16年度研究成果
ナノレベルイメージングによる分子の機能および構造解析
13:00-13:05 I プロジェクトの概要(5分) 盛英三
(国立循環器病センター研究所)
13:05-13:45 II 循環器系分子機構イメージング:国立循環器病センター研究所 高木 英典(理研)
  循環器疾患関連タンパクの結晶構造解析(17分) 増田道隆、武田壮一
(国立循環器病センター研究所)
  FRETによるミオシン分子の構造変化と力発生メカニズムの検討(17分) 尾西裕文、望月直樹
(国立循環器病センター研究所)
  質疑応答(5分)
13:45-14:25 III 神経系分子機能イメージング:国立精神・神経センター研究所  
  チロシンキナーゼドメインを欠損したBDNF 受容体シグナルによるグリア細胞の細胞骨格制御(11分) 中村 俊
(国立精神・神経センター研究所)
  リアルタイム観察によるプリオン蛋白質 の細胞内輸送およびプロセシング(11分) 逆瀬川裕二
(国立精神・神経センター研究所)
  PARK5家族性パーキンソン病モデルマウスを用いたUCH-L1不溶化による神経変性発症機構の解析(11分) 青木俊介、和田圭司
(国立精神・神経センター研究所)
  質疑応答(5分)
14:25-14:40 coffee brake(15分)
14:40-15:20 IV 原子間力顕微鏡等を用いた分子構造および機能解析:
国立医薬品食品衛生研究所 総括(2分)
土屋利江
(国立医薬品食品衛生研究所)
  原子間力顕微鏡等を利用したATP受容体の構造—機能相関(7分) 中澤憲一
(国立医薬品食品衛生研究所)
  機能性分子をナノレベルで導入したアルギン酸ゲル上での細胞挙動(7分) 中岡竜介
(国立医薬品食品衛生研究所)
  陰イオン修飾ヒアルロン酸によるヒト正常表皮角化細胞およびヒト間葉系幹細胞の分化促進(7分) 柳楽勤
(国立医薬品食品衛生研究所)
  層状ナノ構造を利用したLDH粘土の合成と生体応用(7分) 玉井将人
(国立医薬品食品衛生研究所)
  質疑応答(8分)
第二部 理研播磨研究所における分子機構研究の現状と将来:理研
15:20-16:30 分子構造を基盤にした金属酵素の反応機構の分子論的理解に向けて(20分) 城宜嗣(理研)
  遺伝的アルゴリズとマキシマムエントロピー法によるによるタンパク質精密結晶構造解析(20分)
宮野雅司(理研)
  放射光によるナノイメージング 次世代光源を見据えて(30分) 石川哲也(理研)

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