SPring-8分析は1998年に和歌山毒カレー事件の鑑定で用いられ、それ以降犯罪捜査に貢献しているが、放射光の科学捜査への活用数は顕著ではなく、今後積極的に法科学分野で放射光技術が用いられることはSPring-8の社会貢献の大きな柱となる。法科学を担う現場の警察科捜研メンバーに対して、SPring-8の現状と可能性を披露し、科学捜査の現場にSPring-8を広く認知せしめる。併せて、法科学に関連する最先端分析化学技術の講演を実施し、広く意見交換し、SPring-8を中心とする総合的な法科学コンソーシアムを構築するものである。
Jose R. Almirall教授(Florida International University, Dept. Chemistry & Biochemistry)
辻幸一教授(大阪市立大学大学院工学研究科)
村松康司教授(兵庫県立大学大学院工学研究部)
西脇芳典教授(高知大学教育学部)
桑山健次主任研究官(科学警察研究所)
矢橋牧名グループディレクター(理研RSC)
大浦正樹チームリーダー(理研RSC)
上杉健太朗上席研究員(JASRI)
日時:2023年3月13日(月)13:00~3月14日(火)12:00
場所:SACLA実験研究棟2F 大会議室(SPring-8キャンパス内)
講演形式:口頭
言語:日本語または英語