平成22年度に完成した国家基幹技術、X線自由電子レーザーSACLA（SPring-8 Angstrom Compact free electron LAser）は、平成23年度中の利用運転に向け、本格的なレーザー調整、実験準備段階を迎えています。（独）理化学研究所は、XFELの速やかな利用運転の開始、効率的で柔軟な利用、さらにレーザー性能の向上と実験の多様な展開を図るべくXFEL研究開発部門を設置しました。このXFEL研究開発部門は加速器研究開発、ビームライン研究開発、放射線評価の３グループから構成され、加速器、光源の性能向上に向けた技術開発、また革新的なレーザー利用に向けての研究開発を効率的かつ協調的に進展させることを目指します。